【6月18日 AFP】11-12NBAファイナル(7回戦制)は17日、マイアミ(Miami)のアメリカン・エアラインズ・アリーナ(American Airlines Arena)で第3戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)は91-85でオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)を下し、対戦成績を2勝1敗とした。

 2シーズン連続のファイナル出場で、05-06シーズン以来の優勝を狙うヒートは、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)が第4Q残り13秒で2本のフリースローを沈めて勝利を決定付けるなど、25得点7アシストを記録した。

 また、今シーズンの最優秀選手(MVP)に輝いたレブロン・ジェームズ(LeBron James)はフィールドゴールを23本中11本沈めるなど29得点、14リバウンドのダブルダブルを記録したものの、6試合連続30得点以上を達成することはできなかったが、攻守にわたる活躍をみせた。

 一方のサンダーは、序盤はファイナルで最高の出だしを披露し、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が25得点、ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)が19得点、ケンドリック・パーキンス(Kendrick Perkins)が10得点を記録したものの、ヒートに及ばなかった。また、デュラントが2試合連続でファウルトラブルに陥り第3Qにベンチに下がると、サンダーの攻撃陣は陰りをみせた。

 第4Qでは互いにミスも目立ちターンオーバーの応酬となったが、フリースロー決定率62%のサンダーに対し88%を記録したヒートが冷静さを保った。

 第5戦までを本拠地で戦うヒートは、19日に行われる第4戦で勝利すればサンダーに大きなプレッシャーを与えることになる。(c)AFP