【5月23日 AFP】陸上・女子走り高跳びで世界王者に2度輝いているクロアチアのブランカ・ブラシッチ(Blanka Vlasic)が22日、左足の手術を受けた後に合併症を患ったため、ロンドン五輪を欠場する可能性があることを明らかにした。
 
 出身地のスプリト(Split)で会見を開いたブラシッチは、「シーズンと五輪の両方で競技に出場できるかどうかわからない。残念だけれど、現実と向き合わなければいけないの。五輪を諦めたくないけれど、リスクを冒すこともできない。自分の体のことは自分が一番理解しているし、準備ができているかどうかは五輪直前にわかるはず」と語った。

 ブラシッチは1月にアキレス腱の手術を行い、徐々に練習を再開していたが、痛みが収まらなかったため、4月に最初の手術時に残された小骨を取り除く再手術を受けた。

 その後、ブラシッチの状態は7月27日の陸上競技開幕へ向けて改善の方向へ向かっていたように見えたが、バクテリア感染による炎症を併発してしまい、五輪出場に黄信号がともった。

 2008年の北京五輪で銀メダルを獲得しているブラシッチは、世界室内陸上(IAAF World Indoor Championships)で大会2連覇を達成しており、第13回世界陸上大邱大会(13th IAAF World Championships in Athletics Daegu)では銀メダルを獲得している。(c)AFP

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