【5月8日 AFP】第95回ジロ・デ・イタリア(2012 Giro d'Italia)は7日、第3ステージ(デンマーク・ホルセンスからホルセンス、190キロメートル)が行われ、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のマシューハーレー・ゴス(Matthew Harley Goss、オーストラリア)が4時間20分53秒でステージ優勝を飾った。

 ゴスは、チーム史上初のグランツール区間優勝を果たしたが、第2ステージで優勝を飾ったスカイ(Sky Pro Cycling)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)がゴール手前で落車するハプニングがあった。

 ゴール手前約150メートルの地点でカヴェンディッシュは、アンドローニジョカットリ(Androni Giocattoli)のロベルト・フェラーリ(Roberto Ferrari、イタリア)の右への大きな進路変更により落車、総合首位(マリア・ローザ)に立つBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のテイラー・フィニー(Taylor Phinney、米国)もこのクラッシュに巻き込まれた。

 カヴェンディッシュはユニホームが破れるも起き上がりゴールし、フィニーもその後ゴールしてマリア・ローザを守った。レース規定では、ゴール手前3キロ地点で起きた集団クラッシュに巻き込まれた選手は、先頭集団と同タイムでステージを終えたことになる。

 クラッシュを起こしたフェラーリは罰則を受け、ステージ順位を192位に降格させられている。

 8日は休息日となり、9日からはイタリアでレースが再開される。(c)AFP/Jean Montois