【4月15日 AFP】イングランド、FAカップ2011-12(FA Cup 2011-12)は14日、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で準決勝が行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-1でエバートン(Everton)とのマージーサイドダービー(Merseyside derby)を制し、決勝に進出した。

 リバプールはクラブ史上最高額となる移籍金3500万ポンド(当時約45億円)で加入しながらも、結果を残せず批判の的になっているアンディー・キャロル(Andy Carroll)が終盤にゴールを奪い、国内カップ戦2冠達成に前進した。

 前半23分にエバートンのニキツァ・イェラビッチ(Nikica Jelavic)に先制点を許したリバプールは、後半17分にルイス・スアレス(Luis Suarez)のゴールで同点に追いつくと、後半42分にクレイグ・ベラミー(Craig Bellamy)のフリーキックからキャロルが決勝点を挙げた。

 キャロルは10日に行われたイングランド・プレミアリーグ第33節のブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)戦でも後半ロスタイムに決勝点を記録しており、5日間で2度もチームを勝利に導いている。

 リーグ戦では期待はずれのシーズンを送っているリバプールは、15日に準決勝を行うトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とチェルシー(Chelsea)の勝者と、5月に予定されている決勝で対戦する。(c)AFP