【2月18日 AFP】11-12NBAは17日、各地で試合が行われ、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は89-95でニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets)に敗れ、連勝は7で止まった。

 ニックスが敗戦を喫したものの、ジェレミー・リン(Jeremy Lin)の巻き起こしている「リンサニティー(Linsanity、リン旋風)」の対処方は見つかっていない。

 NBA初の台湾系米国人選手のリンは、チームメイトのアマレ・スタウドマイアー(Amare Stoudemire)とともにゲームハイの26点を叩き出し、5アシスト、4スティールを記録したが、今季のリーグ最多タイに並ぶ9ターンオーバーを喫した。

 リンは試合後、「ボールの扱いが雑だった。9つのターンオーバーは、司令塔としてやってはいけないこと」と、敗戦の非は自分にあると語った。

 リンは、14日のトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)戦では試合終了間際に勝ち越しのスリーポイントシュートを沈め、15日のサクラメント・キングス(Sacramento Kings)戦では、自身を含め7選手が2桁得点を挙げる中13アシストをマークするなどし、世界中から注目を集めている。

 ニックスのマイク・ダントニ(Mike D'Antoni)ヘッドコーチ(HC)は、「(敗戦によって)何かが変わるとは思わない。リンは賢いので何をすべきかを理解している。すべてのゲームで勝てるとは思っていないはずだ」とコメントし、「リン旋風」はまだ序章であり、カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)が怪我から復帰すれば、さらにストーリーは続くだろうとしている。

 トレバー・アリーザ(Trevor Ariza)が25得点、マルコ・ベリネッリ(Marco Belinelli)が17得点を挙げたホーネッツは、終盤にニックスの追撃を受けたものの逃げ切り、今シーズンの成績を7勝23敗としている。

 一方敗れたニックスの成績は、15勝16敗となっている。(c)AFP

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