【2月14日 MODE PRESS】人類が老化を克服し、誰もが25歳で成長をストップする近未来。寿命を伸ばすためには、“時間”を買わなければならない。そんな斬新な世界を描いたアクション・サスペンス『TIME/タイム』が2月17日から公開される。主演は勢いのある若手ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)とアマンダ・セイフライド(Amanda Seyfried)。貧しい青年と大富豪の娘、逃避行中に惹かれあうふたりのロマンスはもちろん、大富豪の娘を演じるアマンダの華麗なファッションも見どころのひとつだ。

■誰が何のためにこのシステムを作ったのか?

 25歳で成体成長が止まると、余命はあと1年。左腕に埋め込まれた体内時計がカウントダウンを始める。人々は寿命を延ばすために、唯一の通貨である“時間”を買わなければならない。その余命(所有時間)によって世界は「富裕ゾーン」と貧しい「スラム・ゾーン」の2つに完全に分けられ、二つの世界の行き来は禁止されている。

 スラム・ゾーンの青年ウィル(ジャスティン)は、ある事件をきっかけにこの世界のシステムの謎を解き明かすことを決意し富裕ゾーンに侵入。富裕ゾーンのシルビア(アマンダ)を人質にとって逃亡する。優雅に代わり映えのない日常を送っていたシルビアは、ウィルと危機とくぐり抜ける中で共感を超えた恋心が芽生えていく。“誰が何のためにこのシステムを作ったのか?”次第に惹かれあう二人だが、体内時計が残りわずかな余命を告げる・・・。

■貧富をあらわす「ファッション」

 永遠に時間のある「富裕ゾーン」と、一分一秒も惜しい「スラム・ゾーン」ではファッションにも大きな違いが表れる。「スラム・ゾーン」ではすばやく脱ぎ着できるファスナーやスナップを使った服が多く、髭やメイクなどの身だしなみも適当。一方の「富裕ゾーン」の人々は、着るのに手間や時間がかかる衣装を着用。服についているボタンの数は富のバロメーターであり、女性のメイクも念入りだ。

 注目は、赤髪のボブが印象的なシルビアのファッション。ゴージャスなヴィンテージドレスに「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」のハイヒール、ミニマルな「フェンディ(Fendi)」のドレス、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」、NYブランド「アレキサンダー ワン(Alexander Wang)」や「オープニング・セレモニー(Opening Ceremony)」など。実在するハイブランドを完璧なプロポーションで見事に着こなす。「命がけで走るシーンでも、プラダ(PRADA)やYSLのハイヒールを履いていた」とアマンダ。富豪ゾーンに侵入し、「トム フォード(TOM FORD)」や「ランバン(Lanvin)」のスーツでハードなアクションをこなすウィルも要チェックだ。

 『TIME/タイム』は、2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて全国ロードショー。(c)MODE PRESS

【関連情報】
『TIME/タイム』公式サイト