【12月25日 AFP】11NFLは24日、第16週の試合が各地で行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は27-24でマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)から逆転勝利を収め、アメリカン・カンファレンス(AFC)第1シードを獲得した。

 22日に行われた試合で、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)が16-19でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に敗れていたため、ペイトリオッツがAFC上位2以内を確定させるには引き分け以上が必要だった。

 クォーターバック(QB)のトム・ブレイディ(Tom Brady)が活躍を見せたペイトリオッツは連勝を7に伸ばし、シーズン通算成績を12勝3敗とした。一方、敗れたドルフィンズは5勝10敗となった。

 ペイトリオッツのブレイディは、前半だけで3度のサックを浴びるなど7本のパス成功で87ヤード獲得に終わり、チームも0-17とリードを許して前半を折り返したが、第3クォーター以降は27本中20本のパスを成功させて217ヤードを獲得する素晴らしい活躍を見せ、最終的には46本中27本のパス成功で304ヤードを獲得した。

 カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)は、ドラフト全体1位指名の新人QBキャム・ニュートン(Cam Newton)が、ペイトン・マニング(Peyton Manning)の最多パス獲得ヤード新人記録を破り、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)に48-16で勝利した。

 マニングが持つシーズン最多パス獲得ヤード記録の3739ヤードまで残り18ヤードとしていたニュートンは、3本のタッチダウンパスを成功させるなど171ヤードを獲得し、第3クォーターには49ヤードタッチダウンランを決めた。

 そのほかの試合では、デトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)が38-10でサンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)に勝利し、ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めた。1999年以来のプレーオフ進出を果たしたライオンズは、第3クォーターにフィリップ・リバース(Philip Rivers)からマルコム・フロイド(Malcom Floyd)に11ヤードのパスを通されるまで、チャージャーズを無得点に封じ込んだ。

 また、キッカーのデイヴィッド・エイカーズ(David Akers)がシーズン通算41本目となるフィールドゴール(FG)を記録し、シーズン最多FG成功記録を更新したサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)は19-17でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)に勝利している。(c)AFP