【12月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属し、人種差別発言をしたとして8試合の出場停止処分が科されたルイス・スアレス(Luis Suarez)の弁護士が会見を行い、同選手は判決に失望しているものの、チームとウルグアイ代表のために今後も全力を尽くすことを誓ったと明かした。

 10月15日にアンフィールド(Anfield)で行われたリバプールとマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の試合で、パトリス・エヴラ(Patrice Evra)に対して人種差別発言を行ったとの疑惑を持たれているスアレスは、20日にイングランドサッカー協会(Football Association、FA)から8試合の出場停止処分と4万ポンド(約490万円)の罰金が科された。
  
 スアレスの弁護士を務めるアレハンドロ・バルビ(Alejandro Balbi)氏は、地元メディアとの会見で「彼は判決に深く失望していたが、チームとウルグアイ代表に貢献することで、自分の悪化したイメージを少しでも払拭できるよう努力すると話していた。家族や友人の支えもあり、判決は威厳を持って受け止めていたが、容疑は強く否定している。無実証明に向けて戦い抜くつもりだ」と語った。

 また、ウルグアイ代表のスポーツディレクターを務めるアーネスト・イルベルタ(Ernesto Irvreta)氏は「不当な判決に憤りを感じる」と話し、代表チームの主将ディエゴ・ルガーノ(Diego Lugano)は「何かの間違いであり、被害者はスアレスだ」とコメントしている。(c)AFP

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