【11月13日 AFP】(記事更新、写真追加)フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(NHK Trophy 2011)は13日、札幌で行われ、男子シングル・フリースケーティング(FS)で169.32点を記録した高橋大輔(Daisuke Takahashi)が合計259.75点で優勝し、カナダで行われるGPファイナル進出を決めた。

 今シーズン初戦となった第2戦のスケート・カナダ(2011 Skate Canada International)で3位だった高橋は、演技冒頭で挑戦した4回転フリップが失敗に終わったものの、技術点と芸術点の両方で素晴らしい演技を披露した。

 12日に行われたショートプログラム(SP)で自己ベストとなる90.43点を記録し、2位の小塚崇彦(Takahiko Kozuka)に10.66点差をつけて首位に立っていた高橋は、エディ・ルイス(Eddy Louiss)の「ブルース・フォー・クルーク(Blues for Klook)」の曲調に合わせて臨んだFSでジャンプ7回、レベル4のスピン2回を成功させた。

 演技冒頭の4回転トーループが回転不足となった小塚は合計235.02点で2位に、町田樹(Tatsuki Machida)は合計195.45点で7位だった。また、SP6位だった米国のロス・マイナー(Ross Miner)が合計212.36点で3位に入り、シリーズ初の表彰台入りを果たした。(c)AFP