【10月7日 AFP】英スコットランド・エディンバラ(Edinburgh)のカレー店「キスモット(Kismot)」で1日行われた激辛カレーを食べるチャリティーイベントで、参加者2人が激しい体調不良を訴えて病院に搬送された。

 子どものための慈善団体への寄付を募るため企画されたこのイベントは、地元で有名な同店の激辛カレー「キスモット・キラー(Kismot Killer)」の辛さにどれだけ耐えられるかを競うもの。英国赤十字(British Red Cross)のメンバーも参加していた。英救急当局は、イベントについて調査するよう求めている。

 2位に入賞したものの、救急搬送される羽目になった米国人交換留学生のキュリー・キム(Curie Kim)さん(21)は、「とても痛かった。辛いソースのついたチェーンソーでお腹を切られているみたいだった」と英国放送協会(BBC)の取材に回想した。

「あまりに痛すぎて、周りで何が起こっているかすら分からなかった。病院では胃腸薬を処方された。キスモットはもう、このイベントを開催するべきではない。寄付を募るなら、もっと痛くない方法があるはずだ」

 主催したキスモット店主のアブドゥル・アリ(Abdul Ali)氏も、参加者が「スパイシーな状況に耐えられなかったようだ」と失敗を認めている。アリ氏によると、参加者はすでに全員元気を回復しており、イベントでは総額1000ポンド(約12万円)の募金が集まったという。(c)AFP