【9月16日 AFP】千葉の幕張メッセ(Makuhari Messe)で15日、アジア最大のゲーム見本市「東京ゲームショウ2011(Tokyo Game ShowTGS)」開幕した。

 成長著しい携帯SNS大手のグリー(Gree)が初出展するなど、交流サイトを介した携帯端末向けの「ソーシャルゲーム」がソニー(Sony)、マイクロソフト(Microsoft)、任天堂(Nintendo)といった従来のゲーム機器大手に挑む構図。出展されたスマートフォン(多機能携帯電話端末)向けゲームタイトル数は、前年の50本から98本へ急増し、タブレット端末向けも18本から29本に伸びた。

 主催の社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の和田洋一(Yoichi Wada)会長は基調講演で、これまでゲームのユーザー層はコアユーザーが主体だったが、スマートフォンの普及に伴ってカジュアルユーザーへと市場が拡大してきたと分析。グリーの田中良和(Yoshikazu Tanaka)社長も、端末の普及で機会が広がっているとして、「10億人に使われるサービスを作りたい」「その人の生活をより楽しく変化させたい」などと語った。

 約200のゲーム機器・ソフトメーカーが出展する今年のゲームショウの一般公開は17、18日の2日間。CESAでは19万人の来場を見込んでいる。(c)AFP