【7月4日 AFP】トルコのアフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)外相は3日、リビアの反体制派が拠点とするベンガジ(Benghazi)を訪問し、反体制派による国民評議会(Transitional National CouncilTNC)を「リビア国民の正当な代表」として承認する考えを示した。また、リビアの停戦に向けて全力を尽くしたいと語った。

 北大西洋条約機構(NATO)加盟国で唯一のイスラム教国であるトルコは、中東地域の鍵を握る存在でもある。当初、トルコはリビア最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐派への空爆に批判的だったが、徐々に反カダフィの立場に転じ、空爆には参加していないもののカダフィ軍に対する海上封鎖には参加している。

 また、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相も5月、カダフィ大佐に退任を促し、6月には北アフリカに出国すれば、その後の行き先を保証すると述べている。(c)AFP