【4月13日 AFP】東北地方太平洋沖地震による津波で壊滅的な被害をうけて閉鎖されていた仙台空港(Sendai airport)に13日、震災以来初めて民間旅客機が到着した。

 道路の遮断や線路の復旧の遅れなどで、依然として陸路の交通手段が限られた東北地方で、仙台空港の再開が復興を大きく後押しすることが期待される。

 再開後の同空港に着陸した第1号機となったのは、羽田発の日本航空(Japan AirlinesJAL)機。ターミナルビルでは、空港職員らが降り立った乗客を出迎えた。 

 当面の間は、仙台空港と羽田・大阪(伊丹空港)間を日本航空と全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)の臨時便が1日計6便、往復運航する。

 3月11日の巨大津波では、押し流された数百台の車や航空機に加えて、家屋までもが滑走路を埋め尽くしたうえ、ターミナルビルは冠水。駐車場や格納庫からは火の手があがった。

 その数日後には、空港復旧要員の米兵を乗せた米軍機が同空港に降り立ち、滑走路からがれきを撤去した後は、しばらく、救援物資を届ける米空軍のC-130輸送機の拠点として使用された。(c)AFP

【関連記事】
【写真特集】地震に襲われた各地の様子
【写真特集】大地震発生から4日目、各地の様子