【2月7日 AFP】F1ロータス・ルノーGP(Lotus Renault GP)のポーランド人ドライバー、ロベルト・クビサ(Robert Kubica、26)が6日、イタリアで開催されたラリーで高速事故にあい、多重骨折の重傷を負った。
 
 イタリア北西部リグリア(Liguria)で開催されていたラリー・ロンデ・ディ・アンドラ(Ronde di Andora Rally)に参戦していたクビサの車は、道路をはずれて教会の壁に激突。多重骨折を負ったクビサは、近郊ピエトラ・リーグレ(Pietra Ligure)にあるサンタコロナ(Santa Corona)病院にヘリコプターで緊急搬送され、7時間におよぶ大手術を受けた。

 病院前で報道陣のインタビューに応じたクビサのマネジャー、ダニエル・モレリ(Daniel Morelli)氏は「手術団は右手機能の回復に努めている」と述べ、骨折部の結合を終え、血液循環も回復したと説明。今後は筋肉機能の回復が焦点となるとした上でモレリ氏は「ロベルトは意志の強い人間だ。必ず回復する」と語った。

 イタリアメディアも、クビサの手術結果に満足しているとのイゴール・ロッセロ(Igor Rossello)担当医師の談話を報じた。

 クビサの手術は、2つの手術団が交代で計7時間をかけて行った。クビサが右手の機能を完全に回復できるか否かを判断できるまでには、数日かかるという。(c)AFP/Barnaby Chesterman

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