【6月6日 AFP】フランス西部ノルマンディー地方の都市ルーアン(Rouen)で5日、約1250人が市役所前で頭上に着色したパネルを掲げ、印象派の画家クロード・モネ(Claude Monet)が描いた名画を再現した。

「Monet vu du ciel(空から見たモネ)」と銘打たれたこのイベントは、印象派をテーマに4日開幕した文化イベントの一環として行われたもの。

 参加者たちは1890年代にモネがルーアン大聖堂を描いた連作の1枚の一部を拡大したパネルを頭上にかざして名画を再現した。ローラン・ファビウス(Laurent Fabius)元仏首相、ヴァレリー・フルネイロン(Valerie Fourneyron)ルーアン市長らも参加した。再現された絵の面積は600平方メートルで、イベントの模様はヘリコプターで上空からも撮影された。

 ノルマンディー地方は印象派発祥の地。4日から開かれている「ノルマンディー印象派フェスティバル」では9月下旬までの会期中に、展覧会や映画、演劇、コンサート、芸術家たちの足跡をたどるピクニックなど100を超えるイベントが予定されている。

 モネがルーアン大聖堂を描いた30点の作品のうち11点がルーアン美術館(Rouen Fine Arts Museum)で9月26日まで開かれる印象派の特別展で展示されている。(c)AFP

【参考】ノルマンディー印象派フェスティバル(仏語)
【参考】「空から見たモネ」の動画はこちらから(Youtube/AFPBBチャンネル)