【5月18日 AFP】ルワンダ、エチオピア、ウガンダ、タンザニアのアフリカ4か国は14日、ウガンダのエンテベ(Entebbe)で、ナイル川(Nile River)流域国の公平な水利用を目指す新協定「ナイル流域協力枠組み協定」に署名した。

 ナイル川上流の諸国は、下流のエジプト、スーダンと協議して、かんがい施設や水力発電所の建設ができるようにしたい意向だが、利用可能水量の減少を恐れ新協定に反対している下流のエジプトとスーダンは会合に欠席した。

 エジプトとスーダンが1959年、ナイル川の水の90%以上を両国で利用することで合意していた。新協定は、流域国は他国に悪影響を与えない範囲で自由に水を使えると定めている。

 ケニアは署名はしなかったが新条約を支持する声明を出した。ブルンジとコンゴ民主共和国(旧ザイール)は会合に出席しなかった。(c)AFP/Ben Simon