【4月9日 AFP】男子プロゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が不倫スキャンダルでの大会出場自粛から約5か月ぶりの復帰を飾ったマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2010)で8日、ウッズのプレー中に、上空を不倫スキャンダルを揶揄(やゆ)する横断幕をたなびかせた飛行機が横切る一幕があった。

 ウッズが1番ホールでプレーしていた際、上空に「Tiger, Did You Mean Booty-ism?(タイガー、『ブーティズム』を意味していたのか?)」と書かれた横断幕をたなびかせた飛行機が出現した。「booty」は「セックス」や「性的魅力」を意味する俗語。ウッズが騒動で失った「内面の平和とバランス」を取り戻すため、自身のルーツである仏教(Buddhism)に立ち戻ると述べたことにかけたものだ。

 その後、「Sex Addict? Yeah. Right. Sure. Me Too!(セックス中毒?いやぁ、まったく。そりゃそうだ。俺もさ!)」と書いた横断幕を引いた飛行機が再び上空を通過した。

 ウッズはセックス中毒だとは公言していないが、報道ではセックス依存症の専門クリニックとされる施設に45日間入所していた。

 飛行機について取材を受けたウッズは、横断幕にはまったく気付かなかったと述べた。マスターズ開幕初日の同日、ウッズは好スタートを切っている。(c)AFP