【3月22日 AFP】インドの新豪華列車の広告で、同国の首都ニューデリー(New Delhi)を隣国パキスタンの領土内に記載するなどのミスが見つかり、鉄道省は対応に追われている。

 ミスが見つかったのは、裕福な観光客向けの豪華列車マハラジャエクスプレス(Maharajas' Express)の初運行の広告。ほかにも、コルカタ(Kolkata)や仏教聖地ガヤ(Gaya)、バンダウガル国立公園などが、ベンガル湾(Bay of Bengal)に浮いた状態になっている。広告には「かつてないインドを!」と乗客に約束するコピーが表示されている。

 インド東部鉄道(Eastern Railways)によると、広告を手がけた代理店が、19日付で承認された版を勝手に修正したのだという。広報担当者は「この代理店が、新聞社などに渡す最終版で、鉄道路線をより目立つように手を加えた。われわれは何も聞かされていなかった」と語った。東部鉄道はこの代理店をブラックリストに載せたが、企業名は明かさなかった。(c)AFP