【3月22日 AFP】ニュージーランド航空(Air New Zealand)は、乗務員用の訓練マニュアルに、トンガ人の多くは大酒飲みで機内のアルコールを全部飲み干してしまうとの記載があったことについて、謝罪を表明した。

 同社が作成した乗務員マニュアル2008年版には、南太平洋の島国トンガの人々は「柔らかな物腰で控えめな性格」だが、「機内のアルコールを飲み干そうとする傾向がある」と書かれていた。

 ニュージーランド航空の機内サービス部長、アラン・ガスキン(Alan Gaskin)氏は21日、このマニュアルは現在は使用されていないと説明し、ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)紙に対し「侮辱の意図はなかったが、そのように受け取られたのなら謝罪する」と述べた。

 ニュージーランド議員でトンガ系のカルメル・セプロニ(Carmel Sepuloni)氏は22日、問題となった一文は許されるものではないが、謝罪については受け入れると述べた。(c)AFP