【2月24日 AFP】インドの学校の教科書に、タバコと缶ビールを持つイエス・キリスト(Jesus Christ)のイラストが使われていた問題で、この教科書の版元の出版社は、画像がインターネットからダウンロードされたもので、手違いで掲載されたと説明した。インドの英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)が24日伝えた。

 問題のイラストは、キリスト教徒が多いインド北東部メガラヤ(Meghalaya)州にある教会の運営する学校で、書写の教科書で、「I」の文字を教える項目に「Idol(アイドル、神像)」を指すイラストとして使われていた。

 版元であるニューデリー(New Delhi)の出版社、スカイライン・パブリケーションズ(Skyline Publications)のInder Mohan Jha社長は、インディアン・エクスプレス紙に対し、「人的ミスだった」と語った。

 Jha氏は、このイラストについて、本のレイアウトと内容を担当したデザイン事務所によるミスだったと述べ、「彼らがインターネットからこの不快な画像を引っ張ってきたとみられる」と語った。

 インドの裁判所は、宗教的感情を侵害したとしてJha氏の逮捕状を発行している。また、イタリアのフランコ・フラティーニ(Franco Frattini)外相も22日に非難を表明した。さらに、インド国内のローマカトリック教会(Roman Catholic Church)は、スカイライン社の教科書すべての使用を禁止した。プロテスタント系指導者らも公式謝罪を要求していた。

 Jha氏は「間違いを謝罪する。すでに(メガラヤ州の州都シロンの)地元紙でも謝罪を表明している」と語った。

 Jha氏によれば、問題のイラストが掲載された200冊は前年12月にシロン(Shillong)で配布された。残りの1000冊は未配布だったという。Jha氏はスカイライン社を4か月前に設立したばかり。問題の本は「わたしが初めて出版した書籍シリーズだった」と述べた。(c)AFP