【10月3日 AFP】09F1第15戦日本GP(Japanese Grand Prix 2009)予選。クラッシュと赤旗が続出したこの日、レッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が、トップタイムとなるベストラップ1分32秒160を記録し、シーズン4度目のポールポジションを獲得した。

 2番手にはトヨタ(Toyota)のヤルノ・トゥルーリ(Jarno Trulli)が入りフロントローを獲得、3番手にはマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、4番手にはフォースインディア(Force India)のエイドリアン・スーティル(Adrian Sutil)がつけた。

 5番手にはブラウンGP(Brawn GP)のルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)が、6番手にはBMWザウバー(BMW Sauber)のニック・ハイドフェルド(Nick Heidfeld)が続いている。

 4日の決勝で獲得したポイントがパリチェロより5ポイント上回れば年間総合優勝が決まるブラウンGPのジェンソン・バトン(Jenson Button)は予選を7番手で終え、ウィリアムズ(Williams)の中嶋一貴(Kazuki Nakajima)は17番手に終わった。

 フリー走行3回目でクラッシュしたレッドブルのマーク・ウェーバー(Mark Webber)は、マシンの損傷が激しく、予選の棄権を余儀なくされている。

 予選では、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のハイメ・アルグエルスアリ(Jaime Alguersuari)のクラッシュを皮切りに、トヨタのティモ・グロック(Timo Glock)、マクラーレン・メルセデスのヘイッキ・コバライネン(Heikki Kovalainen)がクラッシュし、赤旗中断が続いた。クラッシュにより脚を負傷したグロックは、その後ヘリコプターで病院に搬送された。

■フリー走行3回目結果

1位:ヤルノ・トゥルーリ/トヨタ - 1分31秒709(24周)
2位:セバスチャン・ブエミ(Sebastien Buemi)/トロ・ロッソ(Toro Rosso) - 1分31秒771(26周)
3位:ニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)/ウィリアムズ - 1分32秒343(28周)
4位:セバスチャン・ベッテル/レッドブル - 1分32秒414(19周)
5位:キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)/フェラーリ(Ferrari) - 1分32秒445(26周)
15位:中嶋一貴(Kazuki Nakajima)/ウィリアムズ - 1分32秒752(23周)

■予選結果

1位:セバスチャン・ベッテル/レッドブル - 1分32秒160
2位:ヤルノ・トゥルーリ/トヨタ - 1分32秒220
3位:ルイス・ハミルトン/マクラーレン・メルセデス - 1分32秒395
4位:エイドリアン・スーティル/フォースインディア - 1分32秒466
5位:ルーベンス・バリチェロ/ブラウンGP - 1分32秒660
17位:中嶋一貴/ウィリアムズ

(c)AFP

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