【8月8日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が7日、史上最多となる通算15度目のグランドスラム(4大大会)制覇を果たしたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)から1か月を経て、8日に開幕するロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2009)に出場すると発表した。

 7月に双子の娘の父親になり、ミルカ(Mirka)夫人の出産後間もない渡加が疑問視されていたフェデラーだが、自身のウェブサイトでロジャーズ・カップ出場を発表し、周囲を安心させている。

 8日に28歳になるフェデラーは「ここ数日の間素晴らしい経験をし、モントリオール(Montreal)で開催されるロジャーズ・カップに出場することをお知らせでき喜んでいる。技を競い、情熱を分かち合う場に戻ることができ嬉しく思う。ここ数週間は練習に十分な時間を割くことができたので、調子は良いしエネルギーに満ちている。今回は計5週間だったが、長い間プレーしていないのは少し変な気分だ」とコメントしている。

 モントリオールとトロント(Toronto)で男女交互に開催されるロジャーズ・カップでフェデラーは、2004年と2006年に優勝している。

 なお、今大会では世界ランキング2位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も復帰する。

 ナダルは、5月に4回戦でロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)に敗れた全仏オープン(French Open 2009)以降ツアーを欠場しており、これは4連覇中だった同大会でナダルが喫した初めての敗戦だった。(c)AFP

【関連記事】フェデラー、双子の父親に