【6月23日 AFP】元恋人で歌手のリアーナ(Rihanna)さんに暴行した罪で起訴された歌手のクリス・ブラウン(Chris Brown)被告が22日、ロサンゼルスの上級裁判所で行われた予備審問で罪を認めた。
 
 当初、無罪を主張していたブラウン被告だが、この日の審問では暴行罪を認めた。

 検察当局によると、有罪を認めたことで司法取引が行われるため、被告は実刑を免れ、5年間の保護観察および実家のあるバージニア(Virginia)州で180日間の奉仕活動を言い渡されることになるという。

 リアーナさんは、被告が退廷したあとに弁護士とともに出廷した。弁護士によると、リアーナさんはこの結果に満足しているという。また、公判となれば、リアーナさんは証言台に立つつもりでいたという。
 
 現在のリアーナさんと被告との関係について質問を受けた弁護士は、「接近禁止令が出ていると言えば十分だろう」として答えなかった。

 リアーナさんは2月8日早朝、グラミー賞(Grammy Awards)のプレパーティーの帰りに被告から暴行を受けた。この事件は音楽業界を震撼させた。リアーナさんは顔に傷を受け、その日行われた授賞式を欠席した。(c)AFP