【4月14日 AFP】(一部訂正)北京五輪の陸上男子短距離で3つの金メダルを獲得したウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が13日、ドイツ紙で報じられた過去の大麻吸引に関する自身のコメントを謝罪した。

 ボルトは、自身のマネージャーを通じて声明を発表し「たとえ全ての若者が『ジョイント(紙巻大麻)を巻く』場面に遭遇したことがあったかもしれないとしても、私はジャマイカ国民に謝罪したい。また、今後現れるスターたちにもあらゆる薬物から距離を置くよう促したい。(薬物は)彼らや彼らが励んでいるスポーツにとって何の価値もない」と謝罪した。

 ドイツのビルト(Bild)紙は、北京五輪のリレーを含めた男子短距離3種目で世界新記録を樹立し、金メダルを獲得してセンセーションを巻き起こしたボルトが「ジャマイカでは子供のころジョイントの巻き方を習う」と発言したことを掲載していた。

 また、声明でボルトは「子供のころ大麻を『試した』ことは認めるが、競技選手になって使用したことは一度もない」としている。

 ビルト紙は、ボルトが大麻は自身のライフスタイルの一部ではないと語ったとも報じていた。同紙でボルトは「家族や親しい人の中に大麻を吸う者はいないし、大麻吸引者との付き合いはない」と語ったとされている。(c)AFP