【1月20日 AFP】2006年の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)で女子シングルを制したキミー・マイズナー(Kimmie Meissner)が、練習中に負傷したため、21日から開幕する09全米選手権(State Farm US Figure Skating Championships 2009)を欠場することが明らかとなった。

 全米フィギュアスケート協会(US Figure Skating AssociationUSFSA)は19日、2007年に全米選手権を制したマイズナーが臀部(でんぶ)の負傷により大会を欠場すると発表している。

 マイズナーは「簡単な決断ではなく、軽々しく決めたのではない。出場しないことにとても失望している」と語っている。

 故郷メリーランド州のボルティモア(Baltimore)で理学療法士の治療を受けるため、マイズナーは練習を行っていたフロリダ州コーラルゲーブルス(Coral Gables)を離れている。

 マイズナーは「トレッドミルで走っていて股関節屈筋を負傷した。氷の上に立ってみたが、まだジャンプの際に痛みがある。100%の状態で演技できない」と語っている。マイズナーはリンクでの練習中の着氷の際に怪我を悪化させた。

 3月にロサンゼルス(Los Angeles)で開催される世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2009)への出場を願うマイズナーだが、自身の予定通りに事態が展開する兆しはなく、また大会までに怪我が治るか否かも定かではない。

 マイズナーが1つだけはっきりさせたのは、2010年バンクーバー冬季五輪の代表選考会を兼ねる2010年の全米選手権への準備を整えるということだった。(c)AFP