【12月24日 AFP】ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は23日、米政府による辞任圧力を「ばかげたこと」とはねつけ、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領の退任が間近に迫っていることを指して「死にかけのウマの最後の蹴り」と表現した。

 与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)関係者の葬儀に出席したムガベ大統領は、集まった支持者らに対し「たった2日前、米国政府は連立政権樹立に向けたプロセスをこれ以上認めないと宣言した。連立政権は、ブッシュ氏とその政府には関係ないこと」と語った。

 さらに、「今後はそういった発言は控えてもらおう。彼らの意見は、不当で的外れ、ひどくばかで間抜けだ」と述べた。

 ジェンダイ・フレーザー(Jendayi Frazer)米国務次官補(アフリカ担当)は21日、ジンバブエ与野党の連立政権樹立に向けた協議について、ブッシュ政権は望みを失ったと述べていた。(c)AFP