【10月27日 AFP】2007年のギネス世界記録(Guinness Book of Records)で世界で最も太っている人物に認知された、メキシコのマヌエル・ウリベ(Manuel Uribe)さん(43)が26日、故人である友人の妻だったクラウディア・ソリス(Claudia Solis)さんと結婚式を挙げた。

 最も重かった時期の590キロから230キロまで減量したウリベさんは、数年間にわたって過ごしたベッドごとクレーンでつり上げられ、自宅から30分ほどの場所にある仮設の結婚式場に移動した。

 ウリベさんとクラウディアさんは4年前、クラウディアさんの夫でウリベさんの友人だった男性が死亡した際に知り合った。ちなみに、この友人も体重が250キロもあったという。

 ウリベさんの結婚式は、米ディスカバリー・チャンネル(Discovery Channel)が、2002年のコメディ映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(My Big Fat Greek Wedding)』にかけて「マイ・ビッグ・ファット・メキシカン・ウエディング(My Big Fat Mexican Wedding)」と銘打った特別番組で生中継された。日本やドイツ、アルゼンチンなどの報道機関も取材に訪れている。

 披露宴で出る食事は「ローカロリー」のものだという。

 ウリベさんは、1992年から重度の肥満に悩まされ、一時は自殺も考えるほどだったという。だが、2月に大幅な減量に成功していた。(c)AFP