【2月1日 AFP】アフリカのモーリタニアで1日未明、首都ヌアクショット(Nouakchott)のイスラエル大使館を狙った銃撃事件があり、外国人を含む5人が負傷した。

 目撃者がAFPに語ったところよると、同日午前2時過ぎ、自動小銃で武装した6人組がイスラエル大使館を銃撃した。負傷者5人のうち1人は外国人女性だという。一方、イスラエル大使館のBooz Bismuth大使の話では、大使館員にけがはなかったという。

 銃撃事件について、テロ活動を監視する米情報収集企業インテルセンター(IntelCenter)のエジプト・アレクサンドリア(Alexandria)支部のBen Venzke最高経営責任者(CEO)は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)によるものである可能性を指摘している。

 Venzke氏によると、1年前にアルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者が、ヌアクショットのイスラエル大使館攻撃を呼び掛けており、実際の攻撃の1年以上も前からウェブサイトで攻撃メッセージを公開するアルカイダの典型パターンと酷似しているという。(c)AFP