【10月9日 AFP】19日に開かれる7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で提出する共同声明を打ち出すため、ルクセンブルク(Luxembourg)で会合を行っていたユーロ圏の各国財務相は8日、為替レートは経済的ファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映するべきだとして、中国に「調整」を要請することで合意した。

 ユーロ圏非公式財務相会合(ユーログループ)議長を務めるジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)ルクセンブルク首相兼財務相が同日明らかにした。ユンケル議長は「新興国、特に中国は経常黒字を大幅に伸ばしており、為替レートは適宜調整されるべき」と語った。
 
 ユンケル議長と欧州委員会のホアキン・アルムニア(Joaquin Almunia)委員(経済・通貨問題担当)の両氏は年内に中国を訪問し、為替レートに関する欧州各国の懸念を示す見通し。(c)AFP