【9月29日 AFP】アフガニスタンのイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)は29日、外国人2人を含む国際赤十字社・新月社連盟(International Committee of the Red CrossICRC)職員4人は「誤って」拉致されたもので、当日中にも解放されると発表した。

 当初タリバンの報道官らは拉致への関与を否定していたが、報道官の1人が同日、4人を「誤って拉致した」ことを確認したと述べた。そして日本時間の同日午後7時50分ごろ、「1時間半後に彼らは無条件で解放されるだろう」との見通しを示した。

 ICRC職員4人は26日にカブール(Kabul)から約50キロのワルダク(Wardak)州で拉致された。国籍は、それぞれミャンマー、マケドニア、2人はアフガニスタンだった。7月に同州でタリバンと関連のある武装勢力によって拉致された62歳のドイツ人エンジニア1人とアフガニスタン人5人の解放を求める任務にあたっていた。

 タリバン側の発表についてカブールのICRC事務所はコメントを出していないが、これより先に4人がまもなく解放される見込みがあると話していた。(c)AFP