【9月7日 AFP】2つの強力なハリケーン「フェリックス(Felix)」と「ヘンリエット(Henriette)」の直撃を受けた中米のニカラグア、ホンジュラス、メキシコでは6日、洪水に対する警戒感を強めている。死者はこれまでに少なくとも109人に達し、行方不明者も多数出ている。

 ニカラグア、ホンジュラスの両国は6日、ニカラグア北東部沿岸に上陸したハリケーン「フェリックス」による死者は2か国で100人を超えたと発表した。ニカラグア北部の海岸沿いで38人の死亡を確認したほか、約120人が行方不明、5万人が避難している。

 ハリケーン「ヘンリエット」が上陸したメキシコでは、9人が死亡、5000人が避難した。

 各国では、増水した河川が氾濫する恐れがあるとして、低地で警戒を強めている。地盤の緩い地区では土砂崩れの危険も指摘されている。(c)AFP