【マナーマ/バーレーン 15日 AFP】F1・2007年シーズン第3戦・バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2007)、決勝。ポールポジションからスタートしたフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は、1時間33分27秒515をマークしてポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を飾った。

 ポールポジションからスタートし危なげなく第1コーナーにトップで飛び込んだマッサだが、レース序盤は2番グリッドからスタートしたマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を振り切ることが出来なかった。しかしマッサは、1回目のピットイン以降は順調にレースをこなし、最後はハミルトンに2秒3の差をつけ今季初勝利を挙げた。

レースを振り返ったマッサは、「最初のピットインまではマシンのバランスがあまり良くなかった。ピットイン後は、バランスが良くなってハミルトンとの差を広げる事は簡単だった。2回目のピットイン以降は、ペースを一定に抑えマシンに負担をかけないよう心掛けるだけだった。何が悪かったのか分からないが、これまでの2戦は結果を出す事が出来なかった。今日の結果には満足しているし、もちろんチームスタッフ全員に感謝している。マクラーレンとの差はほとんど無いと思っているので、これからも攻めの姿勢を崩す事は出来ない。次のスペインGP(Spanish Grand Prix 2007)までは1ヶ月あるので、出来る限りの事をしてマシンを更に改良しなければならない。それでも今シーズンのドライバーズランキングは混戦になると思っている。」と語った。

 今季初優勝によりマッサは、ドライバーズランキングでトップと5ポイント差で合計17ポイントの4位につけた。ランキングトップには合計22ポイントで、チームメイトのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、ハミルトンの3人が並んでいる。

写真は、表彰式で優勝の喜びを表わすマッサ(手前)。(c)AFP/DAMIEN MEYER