【ディリ/東ティモール 7日 AFP】大統領選挙を9日に控えた東ティモールでは、候補者の過半数が選挙に対して様々な工作がなされることを懸念していると表明した。

 候補者たちは、「我々は選挙に様々な工作が試みられていることを懸念している。 これまでにも様々な脅迫や暴力が発生している。選挙当日にもそれらが発生することが懸念される」との共同声明を発表した。声明は8人の候補者のうちの1人、Joao Viegas Carrascalao氏によって読み上げられた。

 国連(UN)は、最近2週間の選挙戦は平穏になされていると述べているが、首都ディリ(Dili)近郊だけでも最近1週間で少なくとも32人の負傷者が確認されている。

 東ティモールは2002年に独立達成して以来、暴力にさいなまれ続けている。

 写真は同日撮影された、ディリの難民キャンプで暮らす女性。(c)AFP/ADEK BERRY