【ロサンゼルス/米国 1日 AFP】ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)とスペインから米国のチームに移籍する夫で英国人サッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)の、ロサンゼルスへの移住を追った新リアリティTV番組が制作されることを、エンターテインメント誌、ヴァラエティ(Variety)が報じた。

 ハリウッドの芸能ニュースを牛耳る同誌は、テレビ局NBCが数週間に及ぶ交渉の末に、ヴィクトリアのロス移住に焦点を当てた「6話に渡る、台本無しの30分間のコメディ・シリーズの契約を結んだ」ことを伝えた。

 この番組は「世界で最も有名な女性の一人であるヴィクトリアが、どのように現在の広報担当者、スタイリストや個人秘書らのいる環境を去り、大西洋を超えて新しい場所で新たな環境を作り上げていくかを追うもの」であると同誌は報じる。

 英アイドルグループ、スパイス・ガールズ(Spice Girls)の元メンバーであり3人の母親でもあるヴィクトリアが物件を探すところや、新車を購入する場面などをカメラが密着する予定で、さらに、ヴィクトリアの友人の有名人たちの出演もありうるとヴァラエティ誌は伝えた。

 ヴィクトリアはこのプロジェクトで、スパイス・ガールズの元マネージャーでTV/音楽プロデューサーのサイモン・フラー(Simon Fuller)と再び仕事が出来ることをとりわけ楽しみにしているという。
 
 「この番組は本当に、従来のものとは何か違っているわ。これまでの枠を取り払っているし、多くの人を驚かせることになると思う」32歳のヴィクトリアは同誌にこう答えた。

 現在スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)に在籍するデビッドは、今年1月、米国メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)と5年総額2億4800万ドル(約298億円)の契約への移籍でを交わしており、7月からメンバーに加わる。

 同番組は今夏からも放送が始まるかもしれない。

 「若干無謀なものだけど、うまくいけば、大ヒットを飛ばすかもしれない」あるテレビ関係者はヴァラエティ誌にこう語った。

 写真は、2006年11月30日、ドイツ、シュトゥットゥガルトで開催されたバンビ・メディア賞(Bambi media prize)授賞式に登場したヴィクトリア・ベッカム。(c)AFP/JOHANNES SIMON