【アクラ/ガーナ 1日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するディディエ・ドログバ(Didier Drogba)は、コートジボワール人選手としては初めてアフリカサッカー連盟(CAF)が選出する2006年アフリカ年間最優秀選手(African Footballer of the Year)の受賞を果たした。

 ドログバは、2006年2月に行われたアフリカ・ネイションズカップ(the African Nations Cup)で母国コートジボワールを決勝まで導き、更には同年6月には06サッカーW杯出場も果たした。また所属するチェルシーでは、2005年と2006年の国内リーグ優勝にも貢献し、最近では2007年2月25日に行われたイングランド・カーリング杯(Carling Cup)・決勝のアーセナル(Arsenal)戦では2得点を挙げる活躍でチームを優勝へ導いている。今回の受賞は、2003年から3年連続でアフリカ最優秀選手賞に輝き、今回の投票では2位に入ったスペイン・リーガエスパニョーラ1部のバルセロナ(Barcelona)に所属するサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)を抑えての受賞であり、3位にはドログバと同じチェルシーのミカエル・エシアン(Michael Essien)が入った。

 ドグロバは「自分の功績が認められてとても光栄です。表現できない喜びと共に過去に被ってきた犠牲の報酬であると感じています」と受賞の喜びを語った。

■各部門の受賞者も発表される

 また各部門の年間優秀選手、チーム、監督など受賞者が発表され、年間最優秀代表チームには06サッカーW杯で決勝トーナメント進出を果たしたガーナ代表が、年間最優秀若手選手にはフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に所属するタイェ・タイウォ(Taye Taiwo)、最優秀女子選手にはCynthia Uwakが選出された。

 また、アフリカ・チャンピオンズリーグ(CAF Champions League)で連覇を果たして年間最優秀クラブチームに輝いたアル・アハリ(Al-Ahly、エジプト)からモハメド・アブ・トレカ(Mohammed Abou Treka)が年間最優秀クラブ選手、マヌエル・ジョゼ監督(Manuel Jose)が年間最優秀監督を受賞した。

 写真は、トロフィーを持ってポーズをとるドログバ。(c)AFP/KAMBOU SIA