【ロサンゼルス/米国 19日 AFP】お騒がせアイドル、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)が、また極端な行動に出た。一時リハビリ施設に入所かとの報道があった後、髪を切り落とし、スキンヘッドになったのだ。この行動は、ブリトニーが心身ともに消耗しているのではないかとするメディアの推測にさらに拍車をかけた。

 16日夕方、ロサンゼルスの美容院を訪れたブリトニーは、店員に髪を切って欲しいと頼んだが、拒否されると自らハサミを持ち、パパラッチが店の外を取り囲む中、髪を切ったという。ロサンゼルスのあるテレビ局は、直後、スキンヘッドになり、タトゥー・ストアで2カ所にタトゥーを入れたスピアーズの映像を放映。この2つの映像はすぐにインターネット上で配信された。

 スピアーズがスキンヘッドにした美容院のオーナーJT Tognozzi氏は、テレビ局E! Onlineに対し、スピアーズが店内で切り落とした髪を、チャリティ・オークションにかける予定であることを語った。JT Tognozzi氏は、料金の20ドル(約2千400円)を受け取らなかったという。

 また、同オーナーの夫人で髪を切ることを拒んだEsther Tognozziさんは米芸能誌USウィークリー(US Weekly)に対し、「髪を切ったあと、スピアーズは鏡を見て、目に涙をためながら、『どうしよう、全部剃ってしまったわ。ママに怒られちゃう』と言っていました。」語った。

 また別の店員は、スピアーズがどのようにしてこの美容院を探したのかはわからないと同誌に語った。「彼女はただ店に入ってきて、髪を剃りたいと言ったんです。30年この仕事をやっているEstherが拒否しても、彼女はそのつもりでいたので、自分で切り始めたんです。」

 また、閉店後の美容院に入る10分ほど前に、スピアーズが自身の車で泣いている映像も撮られている。

 いきなり頭を丸めてしまったスピアーズには数日前、 Antiguaのリハビリ施設に入所したが、突然、自ら出所したという報道がなされていた。スピアーズが所属しているレーベルJive Recordsの広報担当もエンターテインメント情報番組「アクセス・ハリウッド(Access Hollywood)」に対し、この事実を認めている。

 スキンヘッドにした後、立ち寄ったタトゥー・ストアの店員はアクセス・ハリウッドに対し、スピアーズが店内にいた約90分間、60人ほどのファンやパパラッチが店の周囲に集まっていたが、スピアーズの状態は「普通」だったと語った。

 別の店員は、 USウィークリーに対し「(スピアーズは)おかしな感じだったし、良い状態ではないことはすぐに分かった。完全に正気じゃなかったわ。彼女が店を出て行ったあと、私たちは店内を見回して言ったの。『たった今、すごいセレブを見たのよ。でも、精神的にまいってる感じだったわね』って。」と語った。

 写真はロサンゼルスのKABC Televisionが報じた映像で、スキンヘッドにした直後のブリトニー。(c)AFP/KABC TELEVISION

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