【アビジャン/コートジボワール 11日 AFP】アビジャン(Abidjan)で発生した有毒廃棄物の不法投棄の問題をめぐり、同都市に住む欧州の弁護士団が、被害者らに補償するためにパリで訴訟を起こす予定であることを明らかにした。同じような動きはロンドンでも行われている。2006年8月、スイスに本社を置く多国籍貿易企業トラフィグラ(Trafigura)は、数百トンもの石油廃棄物を船でアビジャンの港に運び、同市内の数十か所の屋外ゴミ収集所へ不法に投棄した。コートジボワール保健当局によると、この廃棄物による汚染が原因で10人が死亡、69人が入院、数千人が体調不良を訴えた。写真は11日、アビジャンのAkouedo近郊で、有害廃棄物の被害者と話をする「Leigh、 Day and Co」の英国人弁護士Martyn Day氏(右)。(c)AFP