【ラパス/ボリビア 28日 AFP】ベネズエラとボリビアは、石油精製所、石油化学工場、肥料製造工場、ならびにガス・原油採掘事業に15億ドル(約1689億円)の投資を計画している。両国では1996年以来、20社以上の多国籍企業が採掘を行ってきた。両国は4月、米国主導の自由貿易協定に対抗するための新たな自由貿易協定として、キューバとの3国間で「人民のための貿易協定(People’s Trade Treaty)」を締結している。ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領は26日、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領、キューバのカルロス・ラヘ(Carlos Lage)副議長を迎え、「人民のための貿易協定」を補完すべく、保健、教育、農業、天然資源分野での協力関係を構築する協定も新たに結んだ。写真は26日、ラパス(La Paz)の大統領府で行われた式典で協定を交わす、ボリビア国営エネルギー会社YPBFの社長(右)と、ベネズエラのエネルギー・鉱業相で国営ベネズエラ石油(Petroleos de Venezuela、PDVSA)のラファエル・ラミレス(Rafael Ramirez)総裁。(c)AFP/Javier MAMANI