【4月19日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)北西部で、燃料を運んでいた船舶が火災発生後に転覆し、少なくとも143人が死亡、数十人が行方不明になっている。当局者が18日、明らかにした。

ジョセフィンパシフィック・ロクム国会議員によると、赤道州の州都ムバンダカ近郊のコンゴ川で15日、数百人が乗っていた木造船内で調理用の火により爆発が起き、大規模火災が発生した。

ロクム氏はAFPに対し、16日に131人の遺体が発見され、17、18日にさらに12人の遺体が引き揚げられたとし、乗客の総数は不明だが「数百人」に上ると説明した。

遺体の埋葬を手伝ったという地元の有力者は、これまでに確認された死者は145人だとし、「一部は焼死、その他は水死」だと明らかにした。

広大なコンゴ民主共和国は、道路の整備が進んでおらず、交通・輸送手段として利用されている湖やコンゴ川とその支流で船舶の水難事故が多発している。(c)AFP