リードで首絞め、フェンスに打ちつけ…韓国・「しつけ」の名を借りた虐待、人気ユーチューバーに罰金
発信地:韓国
[
韓国・北朝鮮
]
このニュースをシェア

【04月16日 KOREA WAVE】「しつけ」だとして愛犬のリードを強く引っ張って首つり状態にしたり、あしげにしたりするなど虐待行為に及んだ韓国のユーチューバーが水原(スウォン)地検から動物保護法違反の罪で略式起訴され、罰金を命じられた。動物保護団体「動物自由連帯」が10日、明らかにした。
チャンネル登録者数17万人を有するユーチューバーは、しつけの名目で犬のリードを何度も強く引っ張るなどして虐待した疑いがもたれていた。ユーチューバーは独特なトレーニング法で犬を調教することで知られ、「闇の犬大統領」という異名を取っていた。
昨年10月、自身のYouTubeチャンネルに投稿した映像には、犬を取り押さえようとしてリードを高く上げ首を絞めるような行為や、フェンスに繰り返しぶつけるような場面が収められていた。犬は苦しそうな鳴き声を上げ、物を吐くような反応もみられた。
動物自由連帯は「犬に不必要な苦痛を与えた」として警察に告発。獣医やトレーナーなど専門家50人も処罰を求める意見書を警察に提出していた。
これを受けてユーチューバーは韓国愛犬協会が発行する「ペット指導士」の資格を剥奪された。
ユーチューバーは「全ては愛犬と飼い主のためだった」と話し、問題はなかったとしている。
獣医のソル・チェヒョン氏は「映像内の強制的な訓練方法が動物虐待と認められたことに大きな意義がある」とし、動物自由連帯のノ・ジュヒ氏も「動物の苦痛をしつけという理由で正当化してはならないという強い警告だ」と評価した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News