シティはデ・ブルイネの活躍で逆転勝ち、アーセナルはドロー
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【4月13日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは12日、第32節の試合が行われ、マンチェスター・シティはケビン・デ・ブルイネを中心に2点差をひっくり返し、クリスタルパレスに5-2で勝利した。アーセナルは1-1でブレントフォードと引き分け、これでリバプールのリーグ優勝がさらに近づいた。
今シーズン終了後に10シーズンを過ごしたシティを退団すると発表して以来、初めてのホームゲームに臨んだデ・ブルイネは、かつての輝きを取り戻してチームを救った。
開始20分までにパレスに2点を先行されたが、デ・ブルイネの直接FKがポストに当たって入ると、その3分後にはデ・ブルイネのアシストからオマル・マーモウシュが同点ゴールを奪取した。
後半にはチームの勢いが増す中で、47分にデ・ブルイネのパスからマテオ・コバチッチが逆転ゴールを奪取。さらにGKエデルソンの今季リーグ4アシスト目からジェームズ・マカティーが4点目を決め、最後はニコ・オライリーの見事なシュートで締めくくった。
「ケビンのパフォーマンスは素晴らしかった。長年にわたって、多くの試合で見せてきたようにね」とシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は語り、「良くない流れを断ち切ってくれた」と称賛した。
この勝利でシティは4位に返り咲いた。イングランドのチームが欧州カップ戦で好成績を残しているため、今季はプレミアの5位までがチャンピオンズリーグ出場権を獲得する。
アーセナルは、チャンピオンズリーグ準々決勝のレアル・マドリード戦に目を向けていた代償を払う形となり、今シーズン12回目のリーグ戦引き分けでリバプールとの勝ち点差は10ポイントとなっている。
欧州王者レアルとの第1戦は3-0で勝利したが、16日の敵地での第2戦を前に、ミケル・アルテタ監督は、ブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴール、ミケル・メリーノをベンチに置いて試合に臨んだ。
それでもサカとウーデゴールを投入する直前、相手のCKからのカウンターでトーマス・パルテイが先制点を決めて勝利に近づいたかに見えたが、ブレントフォードも巧みなCKからヨアネ・ウィサが今季公式戦16点目を決めて追いついた。
リバプールが今節と次節の試合に勝利し、アーセナルが次節イプスウィッチ・タウンに敗れれば、来週末にもリバプールの通算20回目の優勝が決まる。
ノッティンガム・フォレストはエバートンに0-1で敗れ、チャンピオンズリーグ出場に向けてつまずいた。3位にとどまってはいるが、2連敗で後続のチームに追い上げるチャンスを与えている。
アストン・ビラは交代出場の選手たちがゴールを決め、すでに降格の決まっているサウサンプトンに3-0で快勝。フォレストとの勝ち点差を3に縮め、チャンピオンズリーグ出場圏内の暫定5位に浮上した。
レスター・シティはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCと2-2で引き分けた。リーグでは1月以来となるゴールを決めて公式戦連敗を9で止めたが、残留に向けてはほとんど意味のないドローとなった。(c)AFP