ダウンの代わりに“空気”…韓国企業・持続可能な新素材「エアキット」の衝撃
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【04月11日 KOREA WAVE】韓国のライフスタイルファッションテック企業「カバーサモン(COVERSOMEONE)」は10日、「空気注入型機能性衣類技術」が適用された「エアキット」に関する国内特許出願を完了したと明らかにした。
2017年に設立されたカバーサモンは、空気・熱・光といった自然要素を活用した独自技術を基盤に、持続可能なライフスタイル産業をリードするテック企業だ。独自に開発したスマート繊維技術を衣類・ウェアラブル製品に適用しており、エアキットを含め、国内外で計25件以上の特許登録および出願、235件のデザイン・商標権(IP)を保有している。
カバーサモンが開発したエアキット技術は、空気を衣類内部の中綿として活用する革新的な設計方式であり、衣類内部に空気を注入することで、従来のアウトドア製品に比べて軽量化を実現し、同時に保温効果を最大化した点が特徴である。また、グースダウンやダックダウンなどの動物性中綿を使用せず、空気を代替素材として活用することで機能性を補完し、環境保護の観点からも貢献度の高い技術となっている。
特にエアキットは、空気注入エリアをモジュール型で柔軟に配置できるため、空気の注入部位を自由に選択することができる。これにより、従来の機能性衣類と比べてデザインの自由度が高まり、ユーザーが製品のデザイン特性に応じて最適な着用感を得られるようになっている。
カバーサモンのイ・ジェホ代表は「エアキットの特許出願は、カバーサモン独自の技術力を再び証明する意味ある成果であり、空気活用技術としては5件目の特許だ。ライフスタイルテック企業の先導者として倫理的な技術の高度化を継続し、インドアからアウトドアまで幅広く協業を拡大していく」と語った。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News