動画:秘境を望むエレベーターが観光の魅力に 中国湖北省
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【4月9日 Xinhua News】中国湖北省の恩施州鹿院坪風景区は4月に入り、観光シーズンを迎えた。世界最長の斜行エレベーターが人気を集め、撮影スポットとなっている。
エレベーターは2時間の行程を3分に短縮した「雲端天梯」(雲の上のはしご)。全長380メートル、高低差300メートルで、かごの中からカルスト地形の絶壁や滝から飛び散る水しぶき、巨大な陥没穴など秘境の風景を一望できる。エレベーターの設置は周辺の民宿や飲食店などにも恩恵をもたらした。安全確保のため、地元の電力部門は80万元(1元=約20円)余りを投じて風景区内の電力供給ルートを改善し、ドローンと赤外線温度測定技術を組み合わせて送電設備を監視。人出が多い時は保全要員を配置し、観光客に最良の体験を提供している。(何厚英)(c)Xinhua News/AFPBB News