【4月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は2日、すべての国からの輸入品に一律10%の関税を、主要貿易相手国には厳しい追加関税を課すと発表した。破滅的な貿易戦争に発展することが予想される。

トランプ氏はホワイトハウスのローズガーデンで「今日は解放の日だ」と演説した。「われわれをひどく扱う国々」に最も厳しい措置を取るとして、最大のライバルである中国からの製品に34%、欧州連合(EU)に20%、日本に24%の関税を課すと発表。課税額のリストを掲げながら、自分は「非常に親切」なので、「最悪の違反者」が米国の輸出品に課税している額の半分しか課していないと述べた。

トランプ氏は、もう一つの重要な同盟国である英国を含め、その他の国々には10%の「基本」関税を課すと述べた。

トランプ氏の関税は即座に怒りを招き、米国の同盟国オーストラリアは「不当」と非難し、イタリアは「間違っている」と呼んだ。他の国々もすでに報復を誓っている。(c)AFP