11歳女児、20歳女性と取り違えられ精神科病院に入院 NZ
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【4月2日 AFP】ニュージーランド警察が11歳の女児を行方不明になっていた20歳の女性患者と取り違え、抗精神病薬を注射して精神科病棟に入院させていたことが2日、報告書で明らかになった。
女児は、北部ハミルトン市内の橋を渡っていたところ、パトカーで通りがかった警察官に行方不明中の20歳の女性患者と間違えられた。
女児は警察によって病院に搬送され、看護師が「幼さ」を指摘したにもかかわらず、「精神科の集中治療室」に入院させられた。
保健省の報告書は女児について、「患者Aには障害があったため、自分のことを説明することができなかった」としている。
女児は、病院で出された薬の服用を拒んだために拘束され、「子どもに投与されることはめったにない」抗精神病薬を注射された。
3月9日に起きた事故を糾弾している報告書には、「病院職員は子どもではなく、大人に薬を投与していると思い込んでいた」と記されている。
警察が人違いに気付き、家族に迎えに来るよう電話するまで、女児は病院で12時間以上過ごしていた。(c)AFP