【4月5日 AFP】フランス・パリでは、女性専用のダンスパーティーを開催するクラブが人気を博している。参加する女性のほとんどは「母親」だ。

イベントは平日の夜7時から10時までの開催。ドイツで始まった「Mama Goes Dancing」の取り組みに触発されて実施されている。

主催者の女性の一人も、3人目の子どもを出産したばかりの母親だ。同じような境遇の女性たちが「遅くなりすぎない時間帯」に、仕事帰りなどに友人と集まってリラックスできる場所があったらいいのではと考え、開催を思いついたという。

この主催者は「女性だけのパーティーがあっても男性は気にしないと思う。むしろ、夫は自分の妻が『ただ踊っているだけ』であり、友人と一緒にいるだけだと分かっているから、変な勘繰りもしなくていいし喜んでいると思う。それに女性たちはちゃんと帰宅するし、リラックスもしてくるしで、家の中はより良い雰囲気になるのでは」と説明した。

参加者からは「男性がいないことで、見た目を気にすることなく、より自由になれる。私たち参加者の間には、姉妹のような絆すらある。(中略)夜7時から10時まで、ただパーティーを楽しむためにここにいる」「私たちのことなんて誰も見ていないし、気にもしない。それが大好き。自由だ!」と踊りながら話した。

映像は3月18日に撮影。(c)AFP