米に攻撃されれば核武装も イラン最高指導者の顧問
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【4月1日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の顧問は3月31日、米国やその同盟国から攻撃を受けた場合、核兵器を装備する以外に選択肢がなくなる可能性があるとの認識を示した。イランが新たな核合意を受け入れなければ「爆撃する」との、ドナルド・トランプ米大統領の警告を受けたものだ。
ハメネイ師は顧問の発言に先立ち、米国などが攻撃を行えば「強力な反撃に遭うだろう」と語っていた。
同師の顧問、アリ・ラリジャニ氏は国営テレビのインタビューで「われわれは(核)兵器に向かって動いているわけではないが、イランの核問題をめぐって間違ったことが起きれば、自衛のために向き合わざるを得なくなるだろう」と述べた。
さらに、「イランは望んでいないが、選択の余地がなくなる」とし、「仮に(米国が)単独で、あるいはイスラエルを通じて爆撃に向け動き出すなら、イランは異なる決定を下さざるを得ないだろう」と話した。
トランプ氏は3月29日、NBCニュースのインタビューで、イランが新たな核合意を受け入れなければ「爆撃が行われるだろう」と語るとともに、「二次関税」を通じても罰すると警告していた。(c)AFP/Payam Doost Mohamadi