【4月1日 AFP】自殺した米実業家のジェフリー・エプスタイン元被告による性的人身売買の被害者バージニア・ジュフリーさんが「重大な事故」で重傷を負ったと広報担当者が1日、明らかにした。

ジュフリーさんは現在、オーストラリアのウエスタンオーストラリア州パース在住と報じられているが、いつ、どこで負傷したかは不明。

インスタグラムには3月31日、ジュフリーさんの署名入りで、病院のベッドに横たわっているとみられる写真が投稿され、左目、額、鼻の周りの打撲痕やすり傷が見て取れる。

「こちらの車が曲がるためにスピードを落としているところにスクールバスが時速110キロで突っ込んでくれば、車はブリキ缶同然になる」とし、「腎不全を起こし、(このままでは)余命4日と宣告され、泌尿器科の専門病院に転院することになった。子どもたちに会うまでは死ぬわけにはいかない」とつづられている。

ジュフリーさんは、米国の法律で未成年に当たる17歳だった2001年、エプスタイン元被告を通じて英国のアンドルー王子と知り合い、性的暴行を受けたとし、損害賠償を求めて提訴。王子が和解金を支払ったことで訴訟は決着した。

英紙デーリー・テレグラフは当時、和解金額は1200万ポンド(現在の為替レートで約23億円)と報じていた。(c)AFP