ローソンは2戦で更迭… 短命に終わったF1ドライバーたち
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【3月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のレッドブルに見限られたリアム・ローソンにとっては大した慰めにならないかもしれないが、ローソンが解雇されるまでにかかった2レースという期間はF1史上最短というわけではない。
ニュージーランド人ドライバーのローソンは、選手権4連覇中の王者マックス・フェルスタッペンのチームメートとして臨んだ開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPで低調な結果に終わり、解雇された。
レッドブルが姉妹チームのレーシングブルズから角田裕毅を昇格させた代わりに、ローソンはレーシングブルズに降格となり、モータースポーツ界の過酷な競争に敗れた。
AFPスポーツは、F1で短命に終わった5人のドライバーを紹介する。
■アンドレ・ロッテラー
ドイツ出身で、通算3度のルマン24時間耐久レース制覇を誇るロッテラーは、75年におけるF1史上最短のキャリア「1周」という不名誉な記録を持っている。
ケータハムのドライバーとして、小林可夢偉に代わって2014年のベルギーGPに出場。予選ではチームメイトのマーカス・エリクソンを上回ったものの、技術的なトラブルによりわずか1周の走行でリタイアした。
■マークス・ヴィンケルホック
同じくドイツ人ドライバーのヴィンケルホックは、父親とおじも1980年代にF1ドライバーだった。
キャリアはロッテラーよりも長かったが、ほんの数周の差だ。2007年のヨーロッパGPで、クリスチャン・アルバースに代わりスパイカーから参戦し、先頭を走った瞬間もあったが15周目でリタイアした。
■ルカ・バドエル
バドエルはフェラーリの輝かしい歴史の中で不運な存在だった。負傷したフェリペ・マッサの代役として2009年のヨーロッパGPで10年ぶりにF1に復帰し、下から2番目の順位でフィニッシュした後、復帰2戦目のベルギーGPでは最下位に終わった。この2レースでのスピード不足にもかかわらず、ベルギーGPでのフリー走行では皮肉にもピットレーンでのスピード違反で罰金を科された。
■井出有治
井出は2006年に当時31歳でスーパーアグリのドライバーに起用され、最年長ルーキーの一人となった。出場した計4レースのうち、完走したのは13位に入ったオーストラリアGPだけで、国際自動車連盟(FIA)のスーパーライセンスを取り消されるという屈辱を味わった。
■ニック・デ・フリース
オランダ人ドライバーのデ・フリースは、ローソンと同じくレッドブルの冷酷さを味わったドライバーだった。虫垂炎に見舞われたウィリアムズのアレックス・アルボンの代役として出場した2022年イタリアGPでのパフォーマンスが評価され、アルファタウリ(現レーシングブルズ)と契約。しかし成績の低迷が続き、2023年シーズン10戦目の英国GPで最下位の17位に終わった後、レッドブルはダニエル・リカルドと交代させた。(c)AFP