「さすがカンナム・スタイル」…韓国歌手PSY、80億ウォンで購入したビルが207億ウォンに“成長”
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【03月28日 KOREA WAVE】世界的ヒット曲「江南スタイル」で知られる歌手PSYが、約7~8年前にソウル市江南区新沙洞で購入した建物の価値が、再建築を経て2倍以上に跳ね上がったことが分かった。
不動産仲介法人「ビルディングロード」によると、PSYは2017年3月に新沙洞の建物1棟を50億ウォンで取得。翌2018年1月にはその背後にある老朽住宅を26億7500万ウォンで買い足し、2つの敷地を一体化させた。その後、2020年に延べ面積1213㎡(約367坪)、地下2階~地上5階建ての新築ビルを建て、現在は自身が代表を務める芸能事務所「P NATION(ピネーション)」の本社ビルとして使用している。
同法人は「広い道路に面した建物に加え、裏手の住宅まで買収して敷地を拡張した点が戦略的だった。特に裏の敷地は前面に比べて54%の価格で買ったことで、全体の地価価値をより高める結果になった」と分析する。
このビル周辺の同規模物件は、昨年1坪(3.3㎡)あたり1億5600万ウォン~1億8500万ウォンで取引されており、これを基に試算するとPSYの保有ビルの時価は200億ウォンを大きく上回ると見られている。
同法人は「現在の想定坪単価1億7500万ウォンを敷地面積390㎡(約118坪)に掛けると、およそ207億ウォンに達する」と試算した。
PSYはこの建物のほかにも、父親が会長を務める半導体装置メーカー法人名義で、新沙洞一帯にさらに3棟の建物を所有している。これらは2015年から2018年にかけて段階的に取得され、新築やリモデリングを通じていずれも数百億ウォン台の資産価値へと成長したという。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News